1.Livin' on a Prayer
2.You give love a bad name
3.Wanted dead or alive
4.Raise your hands
5.Wild in the streets
          /10曲
SLIPPERY WHEN WET 90
1986年 3rdアルバム
全世界累計売上1600万枚という、80年代以降で最大の売上を記録しているアルバム。
1曲目は非常に安心して聴けるロック曲で、まぁやはりこういったアルバムが売れるんだろうな、と感じた矢先・・・・

2.
「You give love a bad name」
3.「Livin' on a Prayer」

の2曲が脳天を直撃。 Aメロのギターリフだけで名曲の匂いが充分の前者も衝撃的だったが、後者は余りにも別格過ぎる.....  当時、自分はまだ洋楽HRに興味を持ち出した頃で、予備知識も全くなかっただけに、より一層吹っ飛ばされました。 調べてみれば、80年代の音楽シーンを代表する1曲だったのですね〜。ジョン・ボンジョビ氏の絶妙なハスキーボイスと、サビの部分の高音のハマリ方が格好良過ぎる!!! 例のイントロが流れてきた瞬間から、「キターッ」と思わず拳を握ってしまう曲です。
 4曲目は家族のいる前で聴いていると気まずくなる、イントロだけが嫌だ・・・。 だが、アコギでのアプローチが秀逸な5.Wanted dead or aliveや、.6.Raise your handsなど、その後もロックとバラード曲が交互に、しかもクオリティの高い曲が続く。個人的主観を排除して、あくまでも客観的に見てみれば、「捨て曲」など1曲もないアルバムだと断言できそうだ。
全ての曲がキャッチーで、かつ曲構成も分かりやすく、日本人の琴線に触れるようなフレーズを持っている。 洋楽なのにB'zを聴くのとほとんど同じような感覚で聴け、
洋楽HR初心者に最適なオリジナルアルバムの一つといえると思う・・・。
BON JOVI

ハード・ロック史の最高峰に記録されるアーティストの一つ。
日本での人気は未だ衰えることを知らず。




1.Born to be my baby
2.Wild is the wind
3.Living in sin
4.Bad medicine
5.I'll be there for you
          /11曲
New Jersey 96
1989年 4thアルバム

ヒットシングルを散りばめまくった、BON JOVIの豪華絢爛アルバム。この一枚を聴くと、誰がBON JOVIを「商業ロック」などと呼んだのだと文句をつけたくなる程、全曲が純粋に心に届いてくるハード・ロックになっている。 疾走曲もバラードも、信じられないほどクオリティが高い。これこそ80年代HRシーンの集大成的な作品だと思わされた。
だいたい、一曲目のLay your hands on meからしてスケールが違う。 ノリのよさの中にも、女性でも文句なしに楽しめるような上品さが見えて、この辺りの懐の広さに否が応でも感心させられる。
しかしこの曲でも、このアルバムにおいてはまだまだ序の口。2曲目以降が物凄い。

ビルボードシングルチャート1位獲得、ノリノリ
Bad medicineはもちろん名曲。最近になって松嶋奈々子出演のCMに使われたLiving in sinも、ベスト盤に収録されていないにもかかわらず、とても知名度のある1曲。後半になってもひたすら有名曲で攻め立る構成で、極上バラードのWild is the wind、同じくI'll be there for you、前作「Wild in the streets」の流れを継ぐ、単純な疾走感を味わえるロックナンバー:Blood on blood(しかしこのアルバムでは中堅の位置!?)、ハードなHomebound trainなど、とにかくクオリティが高い。

しかし、このアルバムを決定的に名盤とたらしめているのは、3曲目の
Born to be my babyだろう。
掴みのAメロはまさに極上そのもので、その後のサビもギターソロも、燃えるように熱く流れてゆく感じが素晴らし過ぎる!!! ボン・ジョビ氏の歌唱のカッコよさには、なんかもう言葉を失ってしまう。 ガラガラさとハスキーさを兼ね備え、それなのに聴きやすさも伴ったボーカリストである、彼にしか唄えない楽曲ではないだろうか。

アルバムのボリュームも、丁度お腹一杯になる感じで締めくくられており、ベスト盤と勘違いしてしまいそうな程の最高傑作だ。